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いまや,東大ロー修了は「負け組」?

 予備試験の論文試験合格者数に関しては,ネット上では黒猫以上に怒っているような人もいる一方で,こんな声もありました。

予備試験合格発表(弁護士 西口竜司の熱血ブログ)
http://blogs.yahoo.co.jp/ryuji24guchi/39444369.html

昨日予備試験の論文試験の合格発表がありました。
合格者数は,392人と前年と比較して微増ということになりました。
(中略)
まずは,合格された皆様おめでとうございます。
難関をよく勝ち抜かれたと思います。
また,口述試験頑張って下さい。

この結果から分かることとしましては
司法試験の合格者数を減らしても予備試験の合格者数は減らさないということです。一定の水準以上であれば合格させるという方針というのが明らかになりました。

こういう流れがあるので,今後もLS離れ,予備試験人気につながっていくかと思います。
LS制度自体は正念場を迎えそうですね。起死回生の策が必要になってきそうですね。文部科学省がネックではありますが。

なるほど,こういう考え方もあり得るのですね。目から鱗が落ちたような気分です。

 一方,学生のLS離れを示す指標として,このようなデータもあります。
 東京大学法科大学院では,平成25年を除き各年度の修了者数を公表しているのですが,近年における修了者数の動向を以下にまとめてみました。
<既修者コース>
               入学許可者     標準年限修了者  3年次留年者
平成19年度入学者  201人           189人         5人
平成20年度入学者  200人           189人         5人
平成21年度入学者  189人(188人)     176人         7人
平成22年度入学者  165人(163人)     153人         2人
平成23年度入学者  164人(160人)     154人       (不詳)
平成24年度入学者  166人(160人)     128人         2人

<未修者コース>
平成18年度入学者  105人             70人         9人
平成19年度入学者  106人             80人         4人
平成20年度入学者  105人             79人         6人        
平成21年度入学者  89人(85人)         67人         9人   
平成22年度入学者  73人(66人)         52人       (不詳)
平成23年度入学者  75人(68人)         49人         8人
※ 「入学許可者」のカッコ内は,実際の入学者数。
※ 平成25年度(既修者の平成23年度入学者,未修者の平成22年度入学者)の標準年限修了者は,年次評価報告書の記載による。なお,「修了者数」における標準年限修了者数と,年次報告書におけるそれとは一部食い違っているが,その原因は不明。

 特に既修者コースは,入学者数がほとんど変わっていないのに,今年(平成26年度)から標準年限修了者が大きく減っています。留年者数が増えている感じでもないので,これはもう明らかに予備試験の影響ですね。
 平成24年度に既修者として入学した160人のうち,標準年限で修了せず,3年次留年でもない人が30人。2年次留年や健康上の理由等による中途退学はあり得るので,そのすべてが予備試験合格者とは限りませんが,そういう人は例年10人前後しかいなかったので,おそらく30人のうち20人前後は予備試験合格または司法試験合格を理由とする中途退学者とみてよいでしょう。
 文科省の調査によると,平成25年度に予備試験合格または司法試験合格を理由に法科大学院を中途退学した人は,全国で33人(未確定値)ということですが,東大ローだけで推定20人前後いるとなると,実際にはもう少し多いのではないかという気がします。
 160人中約20人が予備試験合格で抜けていくというのは,そもそも学生が来ない下位ローの惨状に比べれば大したことないように思われるかも知れませんが,例えばある高校の1クラス45人で,そのうち成績上位の5~6人が次々と大検に合格し高校を中退していくという事態になったら,それ以外の生徒も「自分はこのまま高校に在籍してよいのだろうか」と浮き足立ち,ほとんど学級崩壊状態になりますよね。
 しかも,今の法曹界においては,予備試験合格者こそが「正規入学者」であり,法科大学院修了者は受験資格を金で買った「裏口入学者」だとしか思われていませんから,学歴も正規入学者なのか裏口入学者なのか判然としない肩書よりは,正規入学者だとはっきり分かる肩書の方が良いに決まっています。今後は,3年次で予備試験に合格した人までも,奨学金等の障害がなければ法科大学院を休学し,司法試験の準備に専念するようになるかも知れないですね。
 東大ローは,平成25(2013)年8月時点における「修了者の活動状況」も公表していますが,修了者は例年200人台なのに,ほとんどの修了年度でそのうち行方不明者が100人を超えているという残念ぶり。授業料が法科大学院より安く,修了者の概ね8割以上が就職・進学できている公共政策大学院の方がまだましではないか,とさえ思えてきます。
 いまや,「東京大学法科大学院修了」という肩書は,単なる負け組の代名詞という時代になりつつあります。

 熱心な法科大学院擁護派の中には,「東大ローは絶対に潰れない」とか,「下位法科大学院の統廃合は、法科大学院「制度」の存続、ひいては強化のために、行われているのだ」とか,それこそ脳内お花畑みたいなことを言っている人もいますが,実態は東大ローでさえこのように悲惨な状態なのです。
 法科大学院制度に批判的な人の多くは,今年の予備試験の論文合格者数を見て残念がっているでしょうが,法科大学院の関係者は,おそらく同じ数字を見て悲鳴を上げているのです。
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コメント

(匿名)

No title
よく仰ってくださいました。
新書でもどこかの出版社から出されたらいかがでしょうか。
司法試験関係者は待望しております。

(匿名)

No title
ウソ記事を書いてみました、記事はウソでも、内容は7、8割は当ってると思います

法務省と日弁連は、『一部の法曹資格者の間で「テング熱」が発生しており、流行の恐れがある
』と緊急アピールを発表した
法務省と日弁連によると「テング熱」とは、現在一部の経済的に困窮してる弁護士が掛り易い病気で、特に旧司法試験合格者が多いという

症状としては、自分の経済的苦境の原因を司法改革に、もっぱら求め、熱病に憑かれたように法科大学院をはじめとする司法改革を、誹謗中傷するのが典型的症状となってる、その際、旧司法試験合格者の優秀性を強調する場合が多く「テング熱」と呼ばれている

当初は、法務省と日弁連も「食えない弁護士の単なる負け犬の遠吠え」として、全く歯牙にも掛けなかったが、テング熱患者が、予備試験合格者を同類と見做し、歪んだエリート意識を植え付けようとするのを発見し、「テング熱」が、若い法曹資格者に伝染し、蔓延する事を恐れて、今回のアピールを発表した

この「テング熱」は空気感染及び、テング熱患者の作成したブログを見るだけで感染する可能性が有るが、感染しても多くの患者は、現実の社会生活を送れば、テング熱患者の主張には全く意味が無いと判り、殆どは短時間で治癒するという

但し、エリート意識に憧れを持ち、免疫を持たない人間がテング熱にかかると悪化し、テング熱の新たな感染源になりかねない、としている

法務省と日弁連は、テング熱患者の動向を注意深く見つめると共に、テング熱患者が、根拠無き誹謗中傷を繰り返す場合は、該当する法曹資格者に対しては弁護士会からの退会処分や資格停止も検討するとしている

(匿名)

実務から逃げ、ひねもすブログで他人をクサしてる黒猫さんは負け組

(匿名)

No title
天狗熱とは言い得て妙

(匿名)

No title
行方不明者は面倒で大学に進路提出してないだけやろ

(匿名)

>テング熱

ロースクール出血熱よりはいいだろ
これに罹患すると大量の学費を出血して
生存率はわずか21%
仮に生存しても奨学金という名の後遺症に苦しめられ…

テング熱なら67%は生存して、しかも患者が若ければ9割以上は生存できる。

(匿名)

No title
79 名前:氏名黙秘 :2014/10/11(土) 02:23:15.31 ID:+eY+FpHw
ローは基礎法とか関連法分野をやるから試験勉強しかしなかった奴と違うとか言ってるが、
外国法なんてコマ数の取れる法学部のほうがはるかに充実してる。
法律相談や模擬裁判もしかり。まだ学部の法律相談所でやってるほうがマシ。
まさにおままごとレベル。

しかもロー生は試験以外の科目には何の興味もない。
教員がかなり重要なこと言ってても、うわの空だからな。
ロー出たと言うから外国法の判例や法哲学を話題にしても、文字通り全く関心がない。
元裁判官のロー教員があまりに張り合いがなくてガッカリしたと言ってたよ。
拍子抜けというか、知識吸収意欲の欠如というか、あれじゃ一般教養でも学部直行の法曹に劣る。

(匿名)

No title

法科大学院って現在は法学部卒業生が殆どなんだが?
それを知ってるのか?w

(匿名)

No title
 いまや,「東京大学法科大学院修了」という肩書は,単なる負け組の代名詞という時代になりつつあります。
              ↑
黒猫先生

さすがにこれは言い過ぎでしょう。
旧試に受かった自分がいかに優秀かアピールしたいだけのように映りますよ。

司法試験予備校講師弁護士のブログを「目から鱗が落ちた気分」と評されるあたり、いよいよ予備校講師就職が現実に近づきつつあるのでしょうか?

予備校講師が勝ち組とも思えませんが・・・。

(匿名)

No title
精神構造がクソガキレベル

東大ローが負け組みとかw

底辺ローで下位合格しても立派に働いてる人は

勝ち組です。

東大卒で旧試験合格者でもコミュ障の精神病患者は

負け組みです。

これは永遠の真理。

周りにまともな社会人は居ないのかなw

(匿名)

No title
なんでいちいち黒猫さんの個人攻撃をしないと済まないのかね。記事内容とは全く関係ないでしょ?法科大学院の問題点をデータで示されてまともに反論できないからやってるんだろうけど。

そういう人こそ人格障害に見えるけどね。黒猫さんもそろそろ悪質なコメに対しては発信者情報開示請求をすべきでは?

エスポワール

No title
 お久しぶり!
そういえば黒猫大先生のブログはどうなっただろうと
思い立って久しぶりに見てみたら、あらまあ大分すご
いことになってたのね。(笑)

 それにしても「負け組」とは穏やかではないね。
そこまで恨みを買うようなことを言ってしまって大丈夫
なのか?と心配になりますな。
 ずっと匿名ブログなんだろうと思ってたら、違うんだね。
本名は弁護士の坂本貴志先生とおっしゃるんですな。
何で皆さん黒猫黒猫と動物みたいな言い方をなさるのか。
失礼じゃないですかい。私はこれからは「坂本先生」と御呼
びしますよ。それが大人の社会人の当然のマナーですから
ね。

 坂本先生は根は悪い方ではないんだろうけれどもちょっと
東大出の方にしては直情径行過ぎるところがお有りなんで
しょうな。
 超難関試験に東大生特有の試験対処能力でもって臨んで
見事短期合格を果たされた。それを自信と誇りにしてこられ
たところ、自分よりも明らかに能力の劣っているようにしか見
えない連中が雨霰と法曹資格を取得して来るようになった。
総じて法曹資格というものがインフレを起こしてその単価を
下げてしまった。ひいてはご自身のプライドが傷つけられたと
言うことなのでしょうな。

 そうでなければこれ程に大勢の人の恨みを買うブログをお造
りになった動機がわかりませんからな。普通自営業者であれば
商売敵が仕事の出来ない馬鹿ばっかりならばむしろ願ったり叶
ったりですからなあ。

エスポワール

No title
続き

 ただし一つだけご指摘させていただきたい。
司法試験や予備試験の分析については価値中立的に言って
私にその正否は全く解りません。一応法学部出ではあるが組織人
に成りたかったので司法試験受験は寸分も検討しなかった身です
からな。

 ただ悪いことは言わないから「勝ち組」「負け組」と言うような
物の計り方はおよしになるべきと思いますよ。また一発試験を
通関してきたから云々もあまり強調されるのはお止しになるべ
きです。

 前者に関して言えば私はあなた方東大生の間でも頻りに上下
を付けつつ互いを牽制し合っている現場を目の当たりにしてきま
したから、何となく坂本先生が「勝ち」「負け」に拘られる気持ちは
分かります。でもねそう言う物の考え方はあなた自身を幸せにし
ませんよ。
 私の高校のときの運動部の同期で篦棒に成績が良くて文一に入
って法学部に進んで大蔵省に入った奴がおりました。あなた同様
根は悪い奴ではないし、極めて能力は高く知性もあった。同窓会
で会えば必ず「うちに並ぶのは強いて言えば自治と外務と警察位。
それも頭一つ下だけど。」と宣っていました。中央省庁再編で厚労
省が出来た時には「バカ官庁の厚生と労働を一緒にしたって元の
知恵が無いのにどうしようってんだろう。それをもっと馬鹿な慶応出
の裏口総理が決めてんだからすごいコメディーだ」と大笑いしていま
した。実はほとんど目の前に北海道大法学部を出て労働基準監督
官になってた奴がいましたが完全に御構いなしです。労基官試験
と国家一種の難易度差考えてみろと言わんばかりの態度でした。

 ところが数年後に彼は政局変動のあおりを受けて予想外に早く
下野することに成りました。そのときの乱れっぷりはひどかった。
 会うなり乗っけから「お前たちは俺のことを馬鹿にしてるんだろうが
了見違いも良いところだ!」と大声で如何に自分が常人よりも優れた
能力を持っているのかを捲し立てるのです。それをどうにか宥めて
酒を勧めていると酔いが回ってきたらしく妙にぼそぼそと「あいつは
何で今日来ていないんだ」と呻くのです。「あいつ」とは文二から経済
学部に進み銀行に行った私共の一期後輩のこと。だれかが「海外赴
任中で忙しいらしいよ。」と言ってやるや否や、どうだと得意げな顔に
成り「それ見ろこんな風にお前たちが人を馬鹿にする下劣な宴会をや
って遊びほうけているときも東大生は人知れず地球の裏側で黙々と難
題を処理してるんだ。お前らとは人間の出来が違うんだあ。」と叫ぶん
ですよ。
 ことここに至って会を主催した慶応経済出で研究者をやってた男も流
石に切れましてねえ。「ご迷惑なら申し訳なかった。ここの費用は全部
支払うから出てってくれ。あなたとは今日限りで絶交だ。」と言って勘定
を頼んでしまったんですよ。「おれだって博士取れなきゃ日本に帰らない
で首吊る覚悟でアメリカに奨学金留学したんだ。ノーベル賞取った教授
の講義に必死で付いていってphd取ったんだ。いくら東大出の大蔵キャリ
ア様が御相手でもここまで馬鹿にされる謂れはない。」といって怒り狂って
ましたね。
 そうしたら御仁ついに「期末のときにはいつも俺は何番お前は何番」とか「
駿台模試の優秀者表に名前が出たのは俺は毎回お前は何回」と言いだして
もう呆れて放置して行ってしまいましたよ。後に残された当人は「汚らわしい
非東大」がいなくなってすっかり安心したのか恍惚とした表情で満足げにまどろんでおりましたな。

 何とも哀しい事とは思われませんか。司法試験制度がどうなろうが、あなた
が苦学して東京大学に入学し、法学部に進み、司法試験に合格した事実が
消える事はないんですよ。もっと気楽に御生きになるべきと考えますがなあ。

(匿名)

最近は四大法律事務所も予備試験合格者を積極的には採らなくなってきたらしいよ。
例えば東洋大卒の予備試験合格者よりは、学部東大、ローも東大の方が優遇されるだろう。
何故なら、やつらはアソシエイト弁護士に雑用しかやらせないから、実力なんて関係ないからだ。
「東大」という見栄えの良い学歴がある人を採るでしょ。
ましてや、法曹畑にいない一般人のクライアントは予備試験なんか知らない。
東大の方がエリートであるという意識が芽生えてるから、クライアント受けは東大ローの方が良い。

実力は予備試験合格者>東大ローかもしれないが、そういう意味では負け組でもなんでもない。

(匿名)

No title
 そもそも司法というのは一般人が目をそむけたくなるような酷いあるいはややこしい問題ばかりを取扱う業界で、そんな中我が国では、「そんな業界でも法律のプロ、かつ国家最難関試験の合格者としてエリート扱いされ、合格すれば事実上まず食い扶持にも困らないというのなら、この私がその一端を担おうではないか」との思いの下、東大法学部をはじめ旧帝大や難関私大法学部の学部生・出身者を中心にそのような思いを持つ者達が自らの時間のほぼ全てをかけてといっても過言ではない程猛勉強をし、合格を勝ち取った者だけが法曹業務に従事できるという世界であり、法曹は紛れもなく「国家最難関試験合格者」であるという誇りをもって仕事をできるという、仕事内容はなにかと大変な反面で魅力のある世界であったと思われます。だからこそ旧司は東大や旧帝大・難関私大学部生・出身者を中心に法律の勉強に自信のある多くの人々がこぞって受験、自らの時間を大きくかけ資格取得に励んだのだと思います。

 そのような中鳴り物入りで開始されたロースクールと新司法試験制度。その内容は「今後は原則ロースクールを出た人しか司法試験を受験できず、合格者は今までの約3倍の3000人を予定」。旧試に欠点が全くなかったという事もないかとは思われますが、まともな思考力のある頭を持っていればこのロースクールと新司法試験制度はおかしいとすぐに感じるはずです。まず「法律の教育機関としては大学が評価されていないから予備校が反映している、つまり大学は法律教育機関としての自由競争で事実上すでに敗れているにもかかわらず、政治権力を行使し大学の法学部の延長である(としか考えようのない)ロースクールを司法試験の受験資格として強制するとは一体どういう事か」という問題です。制度推進派や大学は色々屁理屈をこねてきましたが、結局の所『自由競争に権力が割って入ってまで』大学を正当化するような強力な論拠は色々見ていましても明らかに見当たらない様子と言って差し障りはないのではないでしょうか。それでも一歩譲り法曹業務に就く者が法科大学院に行くべき何らかの正当性の論拠があるとしても、本来『試験合格者だけに強制すれば足りる』わけです。受験資格を人質のような形にし、法曹業務につけるかどうかわからない司法試験受験生にまで無理矢理法科大学院に通わせる事になど、全く理論的正当性が無いと言わざるを得ません。これを『利権の創設と言わずしてなんと表現すればよいのでしょうかという話』です。さらに「今後今までの約3倍の3000人を予定」という点ですが、旧司合格者の多くの人達からすれば「は?」という話でしたでしょう。上記のような我が国司法試験の在り方があった背景の中で自らの時間のほぼ全てをかけてといっても過言ではない程猛勉強をし合格を勝ち取った法曹資格の価値(※ブランド価値に加え収入の見込み等職業としての総合的な魅力としての価値を意味します)が大きく希釈化されるわけですからね。ここにおきましては我が国を代表する国家最難関文系資格たる司法試験合格の価値を大きく希釈化するような制度改革を行うわけですので、その制度改革には『極めて説得力の高い反論の余地のないほどの制度改革の必要性』があるべきです。そうでなければ国家資格に関し潜在的受験生からの信用はなくなり、国家資格取得者のレベルがみるみる落ち、ひいては国家資格自体の信用がなくなっていく事につながります。結局の所そのような『極めて説得力の高い反論の余地のないほどの制度改革の必要性』が見当たらないからこそロー制度や新司法試験はこれだけ批判の的となり、ロースクール入学者は激減し、さらには実質的に正当性の論拠が見られないわけのわからない法曹ブランド価値及び職業的魅力の毀損について黒猫先生のように怒る実務家が出てくるわけです。ロースクールと新司法試験制度に『極めて説得力の高い反論の余地のないほどの制度改革の必要性』があれば黒猫先生もここまでロースクールと新司法試験制度を激しく攻撃される事はなかったのではないでしょうか?制度推進派によるとみられる黒猫先生への攻撃は、ロースクールと新司法試験制度への移行の正当性についてきちんと論ずることもなく、やみくもに「過去の栄光にすがるな」「まともに仕事してる方が勝ち組」のような、およそ司法試験制度の在り方という大事を語るに値しないようなレベルの、ただの揚げ足取りが非常に目立つ気がします。

 日本の司法を民間の側で支えてきた多くの弁護士先生が、おそらくホンネでは多かれ少なかれ黒猫先生と同じような憤慨を持ちつつも大人として黙って頑張っていられる中、『極めて説得力の高い反論の余地のないほどの制度改革の必要性』を背景とするわけでもない利権にいわば身を売りロースクールと新司法試験制度推進派に立ち、本質的な点でまともに論ずる事もなく(できず)ブログ主を罵倒するような人達を私はとても不快に思います。このような人達をマジョリティとして日本の司法が牛耳られる事のないよう、影ながら黒猫先生やロー反対派の先生方たちのご活躍をお祈りしています。利権万歳集団に負けずに言うべき事を言っていって下さい。

(匿名)

No title
上記コメントをした者ですが、上記コメント下から4行目「利権に身を売り」とは「利権に(心まで)身を売り」の意となります。制度が動いてしまっている以上、ロー反対派でも弁護士先生方が大学院の教授をされたりして職を確保する事は私は全くかまわない(必ずしも矛盾ではない)と思いますし、また、ロー出身の弁護士先生達がロー制度を批判する事なども必ずしも矛盾ではないと思います。誤解のなきよう念のため補足をさせて頂きました。

(匿名)

No title
また馬鹿が釣れてるね。

ここのブログに書き込んでる人で司法制度改革の推進派は私の見る限り居ない。

黒猫を攻撃しているのは非エリート層でコメントからにじみ出る東大以外を見下した感じが気に入らないとか新司法試験合格者とかがほとんどだと思う。

司法制度改革を推進するやつは日本全体で実質
50人くらいじゃないかな。(関係者除く)

なんで黒猫攻撃する人をロースクール推進派とか言うんだろう。

旧試験合格者とか東大出の人とかが黒猫擁護してるんだと思うけど。

学歴良い人は考える力がやっぱり弱いのかな。


優越感に浸って人の批判を客観的、論理的に検証することなく社会人生活を何年も送っていると、、、

ものすごい馬鹿に変化するのかな

(匿名)

No title
上のコメントしたものですが、、

新司法試験合格者は質が低いとか

学歴がどうのとか、、、

そういう優劣の話聞くだけで腸が煮え返るようなひとが結構居るということを、エリートの方たちはわからない。

黒猫の記事は好きだが俺のプライドを刺激するな、

っていうのが黒猫攻撃の犯人で、けっして制度改革推進派ではないと思う。


旧試験を1500番で合格した人が新司法試験を1番で合格した人を馬鹿にするとか、、、、、、、、、なんかおかしいと思いませんか?

(匿名)

No title
上のコメントの方が書く事に一理はあるかもしれませんね。最後に推進派の嫌がらせであるかのような思い込みでコメントをまとめた事は不適切であったかもしれません。上のコメントの方が書くように学歴コンプレックスを刺激されてる人々が嫌がらせしているだけなら紛らわしい人達ですね(笑)。法曹界はそれなりの学歴社会だと思うのでブログ主が自分の強みをブログでアピールしているからといって他人のブログへ来て過剰反応して暴れるのはどうかと思いますけど。東大が学歴としては圧倒的に高いのは事実ですよね。それを強みとしてアピールできないならそもそも大学受験って何のためにあるのか?って話です。自分が大学受験でうまくいかなかったからあるいはあまりいい学歴と縁がなかったからって、頑張って最高ランクの学歴を手にした人がそれを信用の点での強みとしてアピールしているのに対してどこかから沸いてきて嫌がらせする権利がどこにあるのですか?と思います。実際問題、世の中別に学歴だけが全てでは全くないわけですし、わざわざ他人のブログに来て嫌がらせコメントしてまで過剰反応してしまう方は正直危機感を持つべきであり、同情の対象ではないと思います。学歴以外のなんでも一緒じゃないでしょうか?どんな世界だって厳しい世界ですよね?大人の世界で甘えん坊に同情する世界ってどこかにありますでしょうか?

新司法試験は受かったら弁護士業務はできてももう事実上予備経由以外は従来の旧試のようなほどのエリート選抜としての機能を果たしてない(と一般に見られてる)んだから別におかしくもないでしょう。ただし合格後に自身で順位を公示し500位以内位にでも入っていれば「旧試でも合格できていた可能性が多分にある」とみなされてほぼ同格扱いとかしてもらえるのではないでしょうか?というか別に1番で合格した人をバカになんか全然してないでしょう?ブログ主。最後の点に関しては上のコメントの方がおっしゃりたい事はいまいちよくわかりません。

(匿名)

No title
最後の3つは同じ人

(匿名)

No title
黒猫って試験の話しかできないんだよね

試験なんて、単なる通過点であって、問題は「合格してから何をするのか?」っていう事が全く理解出来て無い
要は、黒猫って臆病で、肩書きにすがっていないと生きていけない人間なんだよな

司法修習後に就職先が無いのは、新人の活躍する場が無いって事で大問題だとは思うけど、その規模って100人とかのレベルでしょ?
大学生の数万人が就職口が無いとかとは桁が違いの「コップの中の嵐」の話

黒猫が、本当に、修習生の就職難が問題だと思うなら事務所を開設して数人、でも受け入れればいいだけの話だ、
業界内の努力で、何とでもなる話

実社会で何もしない人間が、幾ら法科大学院を誹謗中傷しても説得力は無い

(匿名)

行方不明者って普通に日系、外資のトップ企業にすすんでるけどね。
登録するのが面倒なだけで、そういう人を何人も知ってる。
行方不明者はみんな負け組みたいな妄想はやめたら?
特にそのローでて弁護士にならなかったら負け組みたいな考え方

それに四大がこぞってアソシエイトをローにいかせてるのはどう説明する?
まあ泊をつけるためなんだけどさ
海外だといつ司法試験うかったかより、どこのローをでたかが重要だから

(匿名)

No title
Fランク大学にすら入れなくて進学諦めて、高校卒業してすぐ海上自衛隊に入って「救難ヘリのパイロット」にしかなれなかった「負け組」のボクにとっては別世界のハナシですよ.....ww

業務上で手落ちがあっても、誰かが金や時間を損するだけで済む仕事って、ホントに「高学歴な勝ち組」の特権ですよね。ホントにウラヤマシイです。
ワタシの様な低学歴の負け組は、手落ちがあったらすぐに人命に関わる様に仕事にしか就けないって、痛感してます。
勤務時間外でも、災害とか起ったらデートの約束スッポかす羽目になったりするし.....

いやぁホントに、ボクも夜景の綺麗な高層階のインテリジェントなオフィスで綺麗なスーツ着て仕事して、隣の席のOL.さんに「今日のネクタイ、おしゃれですねぇ♪」とか言われたり、毎週末にトレンディなスポットで合コンとかしてみたかったですぅ〜〜.....ww
非公開コメント

黒猫

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