最近,一部法曹関係者のブログで,一部地域における弁護士数の増加が頭打ちになっているのではないか,という指摘がなされるようになっています。
<参 照>
弁護士人口の増加の地域的傾向に変化がでてきています(白浜の思いつき)
http://www.shirahama-lo.jp/blog/2015/08/post-222.html弁護士有資格者はどこへ行く?!(武本夕香子弁護士のブログ)
http://www.veritas-law.jp/newsdetail.cgi?code=20150813120938 そこで,今回の記事では日弁連のホームページで参照できる,
2014年(3月末現在)の弁護士人口と,
2015年(8月1日)現在の弁護士人口を比較してみました。
○ 北海道弁護士会連合会管内(札幌,函館,旭川,釧路) 886人 → 928人(
+42人)
単位会別では,札幌が700人から735人に増加している一方,函館は48→51人,旭川は68→69人,釧路は70→73人と微増にとどまっています。
○ 東北弁護士会連合会管内(仙台,福島県,山形県,岩手,秋田,青森県) 971人 → 1012人(
+41人)
単位会別では,仙台が409人から433人に増加している一方,福島県は177→188人,山形県は92→94人,岩手は99→103人,青森県は116→117人と微増にとどまっており,秋田は78→77人と微減しています。
○ 関東弁護士会連合会管内(東京,第一東京,第二東京,横浜,埼玉,千葉県,茨城県,栃木県,群馬,静岡県,山梨県,長野県,新潟県) 20,772人 → 21,632人(
+860人)
同時期における全国の弁護士登録者数は,35,045人→36,397人と1,352人増加していますから,実にその6割以上が関弁連管内の増加分ということになります。
単位会別にみると,東京が7,215人から7,469人,第一東京が4,365人から4,576人,第二東京が4,646人から4,832人,横浜が1,428人から1,490人,埼玉が725人から756人,千葉県が671人から724人と大きく伸びている一方,茨城県が245人から258人,栃木県が197人から206人,静岡県が420人から434人,長野県が228→235人,新潟県が251人→262人と微増にとどまっており,山梨県は117人で増減はありませんでした。
○ 中部弁護士会連合会管内(愛知県,三重,岐阜県,福井,金沢,富山県) 2,417人 → 2,520人(
+103人)
単位会別では,愛知県が1,698人から1,779人と大きく伸びていますが,三重は171人から177人,岐阜県は178人から186人,福井は98人から101人,富山県は106人から111人とそれぞれ微増にとどまっており,金沢は166人で増減はありませんでした。
○ 近畿弁護士会連合会管内(大阪,京都,兵庫県,奈良,滋賀,和歌山) 6,044人 → 6,208人(
+164人)
単位会別では,大阪が4,133人から4,210人,京都が664人から703人,兵庫県が811人から848人と大きく伸びている一方,奈良は157人から167人,滋賀は139人から140人と微増にとどまっており,和歌山は140人で増減はありませんでした。
○ 中国地方弁護士会連合会管内(広島,山口県,岡山,鳥取県,島根県) 1,169人 → 1,212人(
+43人)
単位会別では,広島が526人から540人,岡山が355人から368人,山口県が149人から157人,鳥取県が68人から69人,島根県が71人から78人と,いずれも微増にとどまっています。
○ 四国弁護士会連合会管内(香川県,徳島,高知,愛媛) 498人 → 509人(
+11人)
四国全体でも微増にとどまっていますが,単位会別では香川県が162人から170人と若干増えているのに対し,愛媛は159人から160人,高知は86人から88人と微増にとどまっており,徳島は91人で増減はありませんでした。
○ 九州弁護士会連合会管内(福岡県,佐賀県,長崎県,大分県,熊本県,鹿児島県,宮崎県,沖縄) 2,288人 → 2,376人(
+88人)
単位会別では,福岡県が1,090人から1,148人,熊本県が244人から258人,大分県が140人から150人,鹿児島県が184人から190人,宮崎県が123人から130人とやや増えているのに対し,佐賀県は97人から99人と微増にとどまっており,長崎県は161人から154人,沖縄は249人から247人へと減少に転じています。
このように,2014年3月31日~2015年8月1日というスパンで比較すると,弁護士人口増加分のほとんどは東京などの大都市部で占められており,もともとの会員数が少ない地方単位会所属の弁護士数は伸び悩んでいることが分かります。日弁連が公表している2004年~2014年の推移では,会員数が少ない地方でも概ね1.5倍以上の伸びを示していますから,地方における弁護士数の伸び悩みという現象は,ごく最近になって生じてきたものであることが分かります。
また,前述の参照記事を書かれた白浜先生は京都弁護士会の会長,武本先生も兵庫県弁護士会の会長経験者であり,いずれもこの1年4か月というスパンでは弁護士数が伸びていると評価し得る地域の先生ですが,両先生の記事によると,こうした
政令指定都市を抱える都市部の単位会でも,おそらく今年に入ってからは会員数の伸び悩みという現象に直面しているようです。
すなわち,武本先生は「兵庫県弁護士会でも850名までは右肩上がりで毎年激増していたのに、ここ最近は、850名前後の会員数で推移しています。これは、白浜先生も書かれていますが、本当に不思議な感覚です。なぜなら、他会(他県の弁護士会)からの登録換え希望者の入会調査が毎月のように行われ、毎年12月には何十人もの新人弁護士が兵庫県弁護士会に入会してくるからです。(中略)確かに、1年前くらいまでは、毎月、入会調査の件数が5名から10名程度だったのが最近は、2名とか全く入会調査がないといった月も出てきました。」と述べられています。
また,白浜先生も「ちなみに、京都弁護士会の会員数は、一斉登録時期の直前である平成26年12月11日時点では670名でしたが、翌平成27年2月5日時点で696名となったものの、その後は同年3月23日には695名に微減し、同年7月23日までは697名前後の会員数で微増減を繰り返していましたが、同年8月4日に703名と700名を初めて突破し、現在に至っています。要するに、一括登録時点では相当数が増えるものの、その後はほとんど増えていないということになります。これは、私のように弁護士会の役職に就いている者からすると、かなり違和感のある数字です。と言いますのも、今年になってからは毎月3名以上の入会の審査が行われているので、もっと増えているだろうという感覚に陥るからです。これは、登録換で京都から離れる会員については京都では審査が行われないことが主因です。なお、退会者については理事者には決裁が回りますが、退会者、すなわち弁護士を完全にやめる人はそれほど多くはないのです。このため、役職に就いてから人口があまり増えていないという数字には違和感を感じるわけです。」と述べられています。
白浜先生は,関西地区で最も弁護士数の多い大阪でも,平成27年2月13日時点の4,242人が弁護士登録者数のピークであり,その後は漸減傾向になっていると指摘されていますので,あるいは今年になってから,自主廃業者の増加等により東京や大阪といった大都市圏でも弁護士人口は漸減傾向に転じ,人数が増えるのは毎年12月末の一斉登録時だけという状態になっていくのかも知れません。もっとも,直近のデータが十分でないので,弁護士人口の増加が打ち止めの方向に向かっているのか否かについては,今後の推移を注意深く見守る必要があります。
ただ,現時点でも言えることは,弁護士過疎地域と言われる弁護士数が少ない地方で,弁護士数の伸び悩み現象は顕在化しており,全体として弁護士の東京偏在・大都市偏在はむしろ加速しているということです。地方の実感として,弁護士数の少ない地方ではもはや法曹の新規需要が見込まれず,そのため地方で開業しようとする弁護士も減っているということは理解できますが,数の増えている東京や大阪などの大都市圏にしたところで,弁護士の新規需要が特に存在するわけではありません。
もともと,東京などで即独・早期独立を強いられている若手弁護士の多くは,弁護士業によって生活保護レベルの収入すら得られていない人が多く,黒猫のように弁護士がやる仕事とは思えないアルバイトの副業で生計を立てているか,もしくは貯金を取り崩したり,親に頼ったりして生活している(独力で生計を維持できていない)人が多いと推測されるわけですが,司法試験合格者の大半は東京にある有名大学の出身者で東京に生活の基盤を持っている人であり,どうせ弁護士としては東京でも食べていけない,地方でも食べていけないというのであれば,頼れる親戚や友人も無い地方にわざわざ出ていくよりは,住み慣れた東京で形ばかりの独立をして(自称)弁護士として暮らす,といった選択をする人が多いと考えられます。
通常の市場競争にさらされている他の職種であれば,仕事をしても食べていけないほど所得水準が低い職業は退職者・廃業者が続出し,人数が減っていくのが常識なのですが,弁護士については司法試験に合格するまで5年,10年といった長期間を費やしてしまった人が多く,収入が減って食べていけないような状態になっても弁護士を廃業するのは本人にとって大変な決断であり,廃業しても転職先を見つけるのは容易でないため,なかなか人が出て行きません。利用者の側もそうした弁護士の足許を見ており,最近はとんでもない低価格で弁護士をこき使おうとする人が少なくありません。
ただ,今年に入って弁護士廃業者が増加し,大都市部でも弁護士人口が頭打ちになりつつあるというのであれば,そうした弁護士の「やせ我慢」もいよいよ限界にさしかかってきた,ということを意味しています。
ソ連時代にあったシベリアの強制収容所では,冬になると過酷な環境や労働により凍死する者が続出して受刑者の数が減少し,夏になると新たな受刑者が送り込まれて人数が補充される,という状態が続いたそうですが,今の弁護士業界もこれと似たような状態にあるといえます。
すなわち,あまりにも過酷な経済環境に体力・経済力を使い果たした弁護士がボロボロと辞めていき,ただ毎年冬に法科大学院から何も知らない新人が送り込まれてくるので,表向きの弁護士人口だけは何とか維持されているというのが弁護士業界の実情なのです。弁護士人口が増えないことを「需要が飽和状態にある」と表現する人もいますが,このような状態を指すのに「飽和状態」という表現はいまいち適切でないと思われます。
今の弁護士は,いわば弁護士資格という「檻」の中に閉じ込められた囚人と似たようなものであり,人数だけは維持されても全体の質がどんどん落ちていくので,法的知識を生かして新たな職域を開拓することもままならず,かえって司法書士等の隣接職種や無資格の経営コンサルタント等に職域を奪われ,限られたパイを身内で奪い合う不毛な競争と対立に残された力を費やし,全体としては衰亡の一途を辿っているのです。毎年2000人近くも司法試験合格者を出しているのに弁護士人口が頭打ちになるというのは,かなり異常な事態として認識されるべきです。
しかし,このような状況を抜本的に改革し,弁護士という士業全体の質を上げようとすれば,司法試験合格者という新規参入の人数を調節するだけでなく,あまりにも粗製濫造された既存の法曹有資格者にもメスを入れることが不可欠です。司法試験合格者数を年間500人に減らしたところで,能力もやる気もなく飢えた人間があふれかえっている弁護士業界に若い優秀な人材が興味を示すとは考えにくく,やはり専門認定制度を導入したり,弁護士資格の更新制度を設けるなどして,既に弁護士資格を取得した人でも質の低い人材は淘汰するという「身を切る改革」に踏み込まなければ,弁護士という資格が社会的信頼を取り戻すことは不可能であり,弁護士業界の再生もあり得ないでしょう。
その一方で,現在弁護士会に弁護士として登録している人は,「専門認定制度なんか導入されたら,弁護士業界から淘汰されるのはむしろ自分の方だ」と自覚している人が多数派になりつつあり,自分の弁護士資格を剥奪されかねないような改革に賛成する勇気のある人は,むしろ少数派でしょう。法科大学院出身の弁護士の中には,「法科大学院制度がなければ自分は弁護士になれなかった」「給費制が復活して優秀な人材が法曹界に入ってこられては困る」と公言するような人もいますし,旧試験合格者でも司法試験合格時が学力のピークでありその後はろくに勉強してこなかったような人の本音は,おそらくこれと似たようなものでしょう。そのような既存弁護士の多くが,自分の弁護士資格を剥奪するような「身を切る改革」に賛成するとは思えません。
わが国の弁護士は,戦前にも現在と似たような現象が起こり,終戦時には弁護士の数自体が激減して業界全体がボロボロになっていましたが,そのときはGHQのテコ入れで何とか息を吹き返しました。しかし,現在の政府自民党は,「弁護士なんか滅びるに任せておけ」と言わんばかりの放置を決め込んでいますし,今後のわが国において,GHQ並みの強力な外圧で弁護士制度が再建されるという可能性は,ほとんどゼロに近いと考えられます。そして黒猫自身,仮に何をやっても良いから現在の法曹養成制度を立て直せと言われたとしたら,現在の法曹有資格者と弁護士会をそのままにしてその質を向上させることは不可能であり,むしろ現行の弁護士制度を廃止して新制度に移行させることを選択すると思います。
そのように考えると,わが国の弁護士業界にもはや自浄能力はなく,弁護士業界には次の「改革」で消えて無くなるという将来像しかない,という結論になってしまうのです。
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コメント
(匿名)
みんなで一致団結して、新規参入を締め出しましょう。
2015/08/18 URL 編集
(匿名)
法科大学院に入学し、卒業後3回司法試験を受けましたが、合格することが出来ず、一度は諦めて就職をしました。そのときは仕事に就いてくれて安心したのですが、どうしても諦め切れなかったのか、再び司法試験を受けたいと言い出しました。今は予備試験という制度もあり、働きながら勉強して受け続けるなら、と思っていたのですが、何を血迷ったのか、仕事を辞めて、しかも法科大学院に入り直したいと言い放ちました。法科大学院に入れば司法試験を受けるには最低でも2年間かかり、さらに絶対に合格するという保障もないため、将来のことを考えて反対しようと思ったのですが、私はあまり強くものを言えない性格であったため、夫に言いくるめられる形で結局了承してしまいました。
それでも、真面目に勉強してくれているならまだ許せるのですが、他の若い院生と飲み歩いたり、泊まり込みで遊びに行ったりと、まるで危機感がありません。最近子どもも生まれ、少しは責任感が出てくれるかなと期待もしましたが、まるで変わらず、つい数日前にも「オレには必要な時間なんだよ。」なんて言って既に弁護士として働いている先輩や知人と飲みに行ってしまいました。
先日ダメもとで(本人は受かる気満々の様ですが)受けてきた予備試験も、短答式は、一度法科大学院を出たとは思えないほど低い点数で足切り寸前でしたし、論文式もギリギリ合格してると皮算用しているみたいですが、これまでの不真面目な勉強態度を見てるので、全く当てになりません。
現在は夫の収入がなくなり、家計を支えるのは私の収入と夫の雀の涙ほどの貯金のみです。家事も育児もほとんど手伝ってくれず、完全にヒモ状態です。
夫は現在33歳、今年の予備試験合格はまず無理なので、再来年に本試験を受け始めるとして、もしその後不合格を重ねて再び受験資格を失った頃にはもう40歳に手が届きます。ほぼ職歴なしと言っていい40の男を雇ってくれるところなんてまずないでしょう。
やはり司法試験は諦めて就職をしてほしいと思っていますが、性格上、はっきりと言うことができません。
しかし、私だけならともかく、子供が不憫でなりません。
また、職場に気になる人ができ、その人の反応も悪くないのですが、先日の法科大学院生による弁護士への傷害事件を考えると、親密になったときに夫も何かしでかすのではないかと不安になり、どうにか気持ちを抑えています。
私はどうしたらよいでしょうか…?ご回答をお待ちしています。」
回答者「早急に別れましょう。このまま結婚生活を続けていても、これ以上あなたが幸せになることはないです。きちんと仕事をされている人と、この先数年間、下手すれば一生まともな職に就けないヒモ夫では、比べるべくもありません。子どものためにも貴方のためにも、さっさと別れて気になる人と結ばれてください。というか、家から追い出しましょう。」
2015/08/18 URL 編集
(匿名)
そうですね。ロー生がヒモであり、かつ将来絶望的というのは本人も自覚しているでしょうから、きっと猟奇的な犯行に及ぶでしょう。
まして、一番近くに居る人が、もしかしたら犯行に及ぶかもと思うのであればそのような行動に出る可能性を示唆する性格というのがあるのだと思います。
しかしながら、旧司法試験をやめさせ自分たちが補助金を食い物にするために、法科大学院は素晴らしい人格形成を可能にすると鳴り物入りで始めた制度の成果であるロー生は全て、社会適応力に欠け、犯罪行為に及ぶ潜在的な危険性を秘めているとも言えます。
別にあなたの配偶者だけがそのような傾向と言うわけではないので、とりあえず、子供とシェルターに駆け込んだ上、人事訴訟の離婚手続を採りましょう。
配偶者が社会人を辞めて法科大学院に入学したという事実だけで裁判上の離婚原因になります。
2015/08/18 URL 編集
(匿名)
それで一時的に大都市回帰っていうのもあるかも知れないぞ。自分の事情(体調/懐事情)が回復すればまた地方に戻る。
それに、地方ばっかり巡るんじゃあからさまに「食えないです」だけども、一度大都市を経験していれば「やっぱり地方がいいと思料しました」ってのも言えるわけだしな。
あ、それから上の人生相談、後半はともかく大部分が『発言小町』のパクリだろ。いいかげんにしろ。
…だいたい、そういう分析を日弁連でやってなさげっていうのがおかしいんだよ。何で単位会の会長やら改革急先鋒でいらっしゃる忙しい方達がそんな手間のかかることしなきゃならないんだよ。
2015/08/18 URL 編集
(匿名)
2015/08/18 URL 編集
(匿名)
コピペで流されてたw
2015/08/18 URL 編集
(匿名)
2015/08/19 URL 編集
(匿名)
本来無資格の人間にも務まるような仕事を、権威を嵩に無理やり独占しようなんて、そのほうがはるかに卑しい行為だと思いますけどね。他人よりも低額で請け負う、というならまだしも、どうせそうじゃないんでしょ。
2015/08/19 URL 編集
(匿名)
違う仕事をすればいいんじゃないの?
肩書きが無いと勝負できない奴は成功しないと
思うぞ・・・。
2015/08/19 URL 編集
(匿名)
多様な人材があふれてあふれて溺れそうです。
http://kumanichi.com/news/local/main/20150818005.xhtml
卑わいなビラで名誉棄損疑い 法科大学院生逮捕 2015年08月18日
知人男性の交際女性(23)の名誉を傷つけるビラを熊本大構内に張ったとして、熊本北署は18日、名誉棄損の疑いで、熊本市中央区黒髪1丁目、熊大法科大学院生野中寿人容疑者(48)を逮捕した。
逮捕容疑は昨年11月中旬、同区黒髪2丁目の熊大黒髪キャンパスのベンチなどに、女性の名前を記し「SMパーティーを開きます」「AV女優志望」などと書いたビラを数回張るなどした疑い。
署によると、自分の法律論を男性に否定されたのに腹を立て、女性の名前を調べ、ビラを作製。パーティーの申込先に男性の名前と住所を記載していた。女性との面識はなかった。「男性への嫌がらせだった。女性が傷つくとは思わなかった」と供述しているという。
2015/08/19 URL 編集
(匿名)
チ○○事件を切っ掛けに、今までスルーされていたような(法科大学院生が起こした)事件も記事にされちまうようになったっていう流れなのか?
でも全国ニュースとして流れてないところを見るとやっぱり、マスコミもロー生が云々ってことは言えないのかもしれん。
2015/08/19 URL 編集
(匿名)
登録する時に保証人になる弁護士が見つからない(から上にも上がってこない)んじゃないかって思ったんだよな……。
大都市なら何とかロー繋がりでも修習繋がりでも何でもありそうだけど、それ以外の地方で……って無理すぎんだろ。
ここらへんの条件(保証人の人数/連帯保証になる金銭関係)も単位会で違いがありそうだけど。
2015/08/19 URL 編集
(匿名)
教育の中身で認められる仕事をすればいいんじゃないの?
関所が無いと勝負できないローは成功しないと
思うぞ・・・。
2015/08/19 URL 編集
(匿名)
だって、行政書士や経営コンサルタントのほうが、ずっと信頼されているから。
弁護士は悪い奴の味方、弁護士に相談するのは悪い奴、というのが田舎の人の弁護士に対するイメージ。
警察は信用されるが弁護士は信用されない。いくら人権がどうとかいっても、田舎の人たちには通用しないよ。そんなことを考える文化がないもん。もっと脊髄反射的で単純なものにしか反応しない。いわば、脂の味しかわからない、ハンバーガーとフライドチキンがうまいうまいと言っているアメリカ人と今の日本人は同じで、細かいことを感じる能力がない。
そんな文化のところで、弁護士だからって何か需要があるのかね。
2015/08/19 URL 編集
(匿名)
すんません、↑どこの市町村か教えてもらえませんかね。公表してもらえれば、これから「地方に行けば(ローなんとかの会が主張しているように)食える」と思ってる若手が救われます。
どこかに…どこかに俺らの理想郷があるはずなんや……。
2015/08/19 URL 編集
(匿名)
地方会は、紹介者のほか、入会金が高いところもあり、新人には加入しにくい。しかし、入会金免除のヤメ判、ヤメ検などの高齢者が、たてよこのつながりで紹介者を得て入会する。
入会金はそれほど高くないM弁護士会のエリアで起きた刑事事件では、数年前、当時の現役副検事が、平気で、「○E弁護士会会長は元検察官だ!全部報告して、圧力をかけてやるからな!」と電話で恫喝したこともあったよ。まぁ実際、弁護士会執行部と検察官と裁判官がずぶずぶってことは、地方ではよくある(一緒に飲んでいたりね)。予防法学的見地からの人権保障のためには、田舎にお住まいの方は、都会に移住したほうがいいでしょう。司法のレベルも含めていろんな理由から、地方に住むのは公務員と後期高齢者のみとなるが、仕方ないと思う。
2015/08/19 URL 編集
(匿名)
「弁護士人口の増加の地域的傾向の変化に関する続き」
http://www.shirahama-lo.jp/blog/2015/08/post-223.html
2015/08/19 URL 編集
(匿名)
本当にヤ○ザの代わりになろうとしているんか?
2015/08/19 URL 編集
(匿名)
市場が人口を調整するということだね。
弁護士は足の引っ張り合いをしてナンボということだね。
まあ、高邁な思想に燃えて、イソ弁を引き受けようとする事務所からつぶれることを期待しますよ。
2015/08/20 URL 編集
(匿名)
2015/08/20 URL 編集
(匿名)
伊藤たける @itotakeru
僕の修習クラスには、A起案量産機、予備試験合格の東大助手内定者と、ヤバイやつがいました。前者は裁判官、後者は裁判官への誘いを断り東大助手に。 僕なんてカスですよ。受験生の知らない世界には、猛者がたくさんいるのです。1番思い知らされるのは、裁判修習での調査官経験裁判官との会話ですね
2015/08/20 URL 編集
(匿名)
大都市の支店スタッフとして地方を草刈り場にしに来たと見られるし、大都市のヌルさに慣れると、会務必須で会費の高い地方なんて、アホらしくてやってられないからね。その結果、相手にされない。
地方なら食える、みたいな意識のやつが多いとみなされてるしな
2015/08/20 URL 編集
(匿名)
2015/08/21 URL 編集
(匿名)
俺には当てはまらんかった。
2015/08/21 URL 編集
.
2015/08/21 URL 編集
(匿名)
2015/08/22 URL 編集
(匿名)
主張したいことがよくわかりません。
刑訴法では自白とは犯罪事実の全部又は一部についてこれを認める旨の供述(刑事)と定義されるので、拷問云々は必ずしも当てはまらないのですよ。
一般人の感覚とは違うかもしれませんが、刑訴でこのような定義を学んだ人たちが法曹になりますので、このような法曹の感覚もご理解くださいね。
拷問に関しては別途自白法則というのがありますので刑訴法の本を読んでみてください。
2015/08/22 URL 編集
(匿名)
次元がちがうんですよ。そもそも。
2015/08/22 URL 編集
(匿名)
それこそ弁護士自治をかなぐり捨てて行政から補助金もらって食いつないでいるのが現状。
ロー生の時点でおちこぼれみたいなもんですから犯罪に走る者が後を絶たないんでしょうね。
地方は消滅の一途をたどっているので、旧司復活、弁護士数を2000年以前に戻しても年々厳しくなるわけで、若者がそんなものを目指すはずもなく。
2015/08/22 URL 編集
(匿名)
2015/08/23 URL 編集
(匿名)
2015/08/23 URL 編集
(匿名)
もう世の中変わったんだけどなあ。
2015/08/24 URL 編集
(匿名)
主張したいことがよくわかりません。
刑訴法では自白とは犯罪事実の全部又は一部についてこれを認める旨の供述(刑事)と定義されるので、拷問云々は必ずしも当てはまらないのですよ。
一般人の感覚とは違うかもしれませんが、刑訴でこのような定義を学んだ人たちが法曹になりますので、このような法曹の感覚もご理解くださいね。
拷問に関しては別途自白法則というのがありますので刑訴法の本を読んでみてください。
自白を事実を認めることだと定義しているのは分かります。
しかし、現実には全ての自白が被疑者を苦しめて、早く認めないと罪が重くなるぞと警察官や検察官が脅迫して強要しています。
また、証拠がないにも関わらず無実を主張したり、黙秘権を行使した被告人に対して反省していないと刑罰を重くしています。
自白というのは事実上、全てが強要自白であり、拷問の結果得られたものでしかありません。
もし良心の呵責でというのならば、裁判の場で自白は強要されたものだと主張はしません。
現実に裁判のほぼ100%近くが有罪になっているので諦めて罪を認める無実の者も多いです。
犯行の有無と全く無関係な自白や証言によって冤罪が作り出されているのに一向に改まりません。
また、電車内での置換容疑等の場合に犯行を見てもいないのに現行犯逮捕としたり、拘留も事実上延長の繰り返しが行われています。
冤罪事件について調べてみると、その全てが証拠がないのに有罪判決が下されています。
判例についても読めば読むほど、まず結論ありきで無理矢理な理屈でこれは法の下の平等に違反しないとかばかり。
日本の裁判が欧米諸国から中世の魔女裁判だとか、監獄の人権侵害について批判されても完全に無視しています。
更には労働に関する問題も完全無視ですし、学校でのいじめ問題についても無視するか正当化するかです。
また、警察24時等の番組を見ますと報道カメラの前でさえ相手を怒鳴りつけています。
テレビに映ることが分かっていてこうなのですから、取り調べで何が行われているかは拷問としか思えません。
そして、冤罪事件の再審も担当者が退官したからようやくというように司法制度が腐り切っています。
更に言えば、極稀に取り調べ中の暴行が認められても税金からはした金の補償があるだけです。
拷問を行った警察官や検察官には前科はおろか逮捕歴さえつきません。
被告人は例え無罪判決を受けたとしても逮捕歴と裁判歴を記録されます。
自白したとか容疑を認めたというのはやったかやらないかとは全く無関係です。
苦しめて脅して無理矢理認めさせたものが自白なのです。
2015/08/24 URL 編集
(匿名)
もう世の中変わったんだけどなあ。
2015/08/24 URL 編集
(匿名)
ローは現在も問題なく存続してますけど
現実から目を背けたい
旧試験のお馬鹿さん
2015/08/24 URL 編集
(匿名)
ローが旧試験をおバカさんとか、身の程知らずというか、世間知らずというか。
バカと言う言葉はローのためにあるんだよ。
この機会に勉強しておこう。
2015/08/24 URL 編集
(匿名)
任意同行を拒否すれば逮捕も脅迫でしかない。
これは不利な自白の強要ではないとか。
証拠もないのに何々は明らかであるとか。
最近の弁護士を書類も作れないとか言うけど、
冤罪を作って平気な連中よりはましじゃないか。
不利な証拠が自白のみの時は罰しないも無視。
疑わしきは被告人の利益にも無視。
別件逮捕や再逮捕を繰り返しても強要じゃない。
判例が全部結論ありきで書かれている。
これじゃ冤罪ばかりになるわけだ。
もう大昔から司法制度は終わっていたんだね。
2015/08/24 URL 編集
(匿名)
旧のバカがくやしくて発狂中
今日もローは存続しています
2015/08/30 URL 編集
(匿名)
間違いなくロー弁から退場している現状がローになんの影響を与えないとでも?
2015/08/31 URL 編集
(匿名)
与えないだろ常識的に考えて……。
ロー弁から退場しているのは、事務所経営がやっていけなくなったというだけ。
多分上位ロー且つ上位成績者はまだ生き残ってる。
ローは基本定評のある上位校だけのこりゃいいと制度を作った奴は思ってるし、いざとなればその残った上位校の奴が7~8割合格するってなれば、制度設計初期の目的とも叶うだろ。
志望者が減ろうがロー弁が退場しようがお偉いさんにはどうでもいいんだよ。
ついでに旧試のベテラン勢にとってもロー弁が脱落していくことは構わないし寧ろ商売上いなくなってほしいと思ってるだろう。
winwinだな。
俺は上の奴と違うし勝ち誇ってもいないけれど、ローについてははっきりいって当分このままでいくと諦めてる。
2015/09/01 URL 編集
(匿名)
今回の件で中位の明治は大ダメージを受けたし
ますます寡頭体制になっていく。
2015/09/08 URL 編集